比重の計り方
こんにちは、じゅえりー通信編集長井原一成です。
今、金の相場が高くなっていますね。貴金属の売買が活発になっております。
ジュエリーがもっと売れればいいのですが・・・。
でね、よくお客様から、私の指輪が何金か、プラチナの純度が900なのか850なのか見てくれないかと聞かれます。
もちろん無料で見させていただきますけれど、よーく注意深く見れば、小さな刻印が押されているものです。
ところが、外国製品であったり、製造時入れ忘れたものであったり、怪しいものであったり
プロはどのようにして金やプラチナを見極めるのでしょうか?
今すぐおうちでわかる、金・プラチナの純度の調べ方をご紹介します。
どのように調べるのかといいますと「比重」というものを量ります。
「ある物質の密度(単位体積あたり質量)と、基準となる標準物質の密度との比である。」
と辞書には書いてありますが、 むつかしいことは置いといて、実践しましょう。
やってみればご家庭でも簡単に量れます。
この時の水の体積は0.6ccとしたら
9.7グラム÷0.65cc0.6ccのが「指輪」の比重です。
この比重を横の表と比べますと18金ということがわかりました。
もし体積が1ccと大きいとすれば比重が10で銀となります。
貴金属は小さな体積でずっしりと重たいので値打ちがあると感じるのですね。
プラチナだと体積が0.5ccとなるので銀と重さは同じでも半分の体積になるのです。
ただ、比重がすべてというわけでありませんが判断する有力な材料になります。
これが簡単にできる金プラチナ純度の調べ方です。
ちょっとややこしかったでしょうか?一度お試しくださいね。
このところお母さま、お祖母さまから受け継がれたジュエリーの、お直し、リフォームを多くさせていただいております。
お客さまは「何の宝石かわからない。価値あるものかどうかわからない。
価値はないかもしれないけれど、故人が使っていた思い出が詰まっているのでなんとか使えるようにしたい」
など、切実なお悩みをおもちのようです。
お直しやリフォームなどをするかしないかは置いといて、お気軽にご相談ください。
思い出のジュエリーが、いつ頃どのように作られて、当時の時代背景はどのような雰囲気で、何の宝石なのか、貴金属か否か、
貴金属であれば比重を測定し、18金なのか14金なのか、
宝石であれば、分光計や屈折計を用いて、
などなど、あるていどの簡易鑑別のお役に立てるかもしれません。
どうぞお気軽にご来店くださいませ。