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パラジウムダイヤリングを
14号から16号へ
2号サイズアップ
Pmダイヤ印台リングのサイズ直しをさせていただきました。
「他店ではサイズ直しできないと言われた」のことで、ご来店いただきました。なぜサイズ直しできないと言われたのかというと、リング内面には「Pm」という一般的にはプラチナではないかと思わせるような刻印があるのですが、X線で調べるとプラチナではないからできないとのことでした。
私はX線分析機のような高価な機械は持っていませんが、まず比重を計ってみました。
比重の測り方はこちら!
すると比重は11.68と出ました。明らかに軽いのです。プラチナでしたら19~20のはずですがその半分しかありません。何故比重が軽いとサイズ直しできない、サイズ直ししにくいのかといいますと、この指輪がどのような金属かが特定できないと、何度で溶けるのかがわからないので加工しにくいのです。
今回、比重を測ることでパラジウムだと特定できましたので、なんとかお直しさせていただくことができました。パラジウムはプラチナより溶ける温度が低く、18金より溶ける温度が高く、またプラチナ900を作るときの割金として比較的なじみのある金属です。
地金屋さんのK氏がよくおっしゃられる言葉が、「印台のPmを見たらカルピー(白金族系で比重の低い金属)やと思え!」と。今回その言葉が身に沁みる仕事でございました。
あなたのジュエリーのお悩みを解決します。
他店で断られた難しい修理
指輪のサイズ直し
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Pmダイヤ印台リングを
18号から14.5号へ
3.5号サイズダウン
Pmダイヤ印台リングのサイズ直しをさせていただきました。
ジュエリーのことをご存じのお客さまは、「Pm」ってPtの間違いとちゃうか?と思われてるでしょうが、「Pm」と刻印された指輪もあるのです。おおよそ60年ほど前に作られた指輪で、このデザインの指輪の中には、ダイヤが入っている部分に印面(ハンコ)を彫りこんだ指輪もあることから、「印台リング」と呼ばれるデザインです。お祖父さまから受け継がれたとおっしゃられていました。
我々職人は、刻印をある程度信用し、仕事をしています。今は18金やプラチナ、Pt900,Pt850などの詳しい刻印が有ります。しかしこの時代のものは、品位(純度)がかかれていません。Pmというのは「プラチナム」の意味でプラチナが90%なのか、85%なのか、もっと低いのか全くわからないのです。
この指輪は、サイズ直しの時にすごく早く指輪が溶けました。難儀するほど早く溶ける地金でございました。
あとから比重を計りました。プラチナ900であれば19.8のはずの比重が13しかなく、プラチナは入っていますが、純度の低い指輪でした。「Pm」の刻印の指輪は気をつけないといけないと、改めて思いました。
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パラジウム950リングを
6.8号から9号へ
1.2号サイズアップ
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大阪府(大阪市・梅田・なんば)兵庫県(神戸市・淡路)京都府,奈良,和歌山,滋賀県(大津市)などの関西地方の方はもちろん、岡山県(倉敷)広島,鳥取(米子)愛媛(松山・今治・新居浜)香川(高松)高知,徳島,福岡県(小倉・天神・北九州)静岡(浜松)愛知(名古屋)三重(津・四日市)富山,石川(金沢)福井,東京,北海道など他府県の皆さまも多くご来店ご利用いただいております。
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抜けなくなった結婚指輪を切断し、指から外してサイズ直しさせていただきました。この指輪、なんと珍しいパラジウム950という金属です。
通常パラジウムは、プラチナ900に混ぜられている金属です(90%プラチナ10%パラジウム)。この指輪は95%がパラジウムで作られている指輪です。私はよく存じ上げませんが、なにかいいことがあるんでしょうね。
ということは、初めての仕事です。文献をあさり、先輩に聞きしても、良くわかりません。やって見ればわかりますが、お客さまの大切な結婚指輪です。いくつかテストをしてみまして、最適な方法でサイズ直しさせていただきました。
結婚指輪のサイズ直し
抜けなくて切った指輪の修理
パラジウムとは?
パラジウム(Pd)は、白金族に属する銀白色の希少金属で、元素記号はPd。
プラチナやホワイトゴールドのジュエリーを作る際の、「割金(わりがね)」として使われます。
パラジウム単体でジュエリーにされることはほとんどありません。
金銀パラジウム合金として、歯科医保険適用の詰め物(銀歯)などに利用されていました。
銀白色の光沢を持ち、プラチナに似た見た目をしています。
展延性に富み、他の多くの金属と合金を作りやすい性質も持っています。