33373K9 UK製メンズリング切れ直し修理
2025年7月29日
7月29日㈫おはようございます。井原一成です。「今朝のおはようリフォーム」
K9(9金) UK(ユナイテッドキングダム)製メンズリング切れ直し修理をさせていただきました。ジュエリーを修理するときまず見るのが刻印です。刻印がないと修理できないと言いますか、だいたい何度で溶けるかわからないので怖くて溶接できないのです。ない場合は持ち重りや、色を見たり、比重を計ればだいたいわかりますが、刻印がないジュエリーはまず、怪しく修理してくれない場合が多いでしょう。かたやこのUK製の指輪の刻印、ホールマークと言われますが古くから厳密に運用され貴金属の素材や純度だけではなく、検査された時代や場所、製造元まで細かく分類されているのです。この指輪の場合右端の赤矢印の豹のマークがロンドンで検査されたことを表すマーク。その左の「h」が1963-1964年ごろに刻印されたことを表すデイトレター。その左が9金を表す刻印。一番左端がメーカーズマーク、残念ながら手元の資料ではどこのメーカーか特定することはできませんでしたが、このような刻印があるととても安心して仕事ができるなと思いました。あなたのジュエリーのお悩みを解決します。18金、プラチナの調べ方→https://j-ihara.jp/new_site/measure_specific_gravity.html
