32604刻印なし品位不明K9リング切れ直し修理

2月28日㈮おはようございます。井原一成です。「今朝のおはようリフォーム」

刻印なし品位不明K9リング切れ直し修理をさせていただきました。神奈川県からお直しでお送りいただきました指輪でございます。記念の指輪でございますがお客さまは14金だとおっしゃられていましたが品位の刻印がなくわからないでございます。品位の刻印がないとなぜダメなのかと言いますと、何金かわからないと指輪が溶ける温度がわからないのでございます。指輪を接合する際にはロウ付けという技法で接合する場合が多く、本体が溶ける温度より少し早く溶ける金をつなぎ目に流し込みまして接合するのです。その温度を間違うと指輪本体が溶けることもあり、修理できないのでございます。品位刻印がない場合、どうするのかと言いますと、比重というものを測ります。比重というのは指輪の重さを体積で割ります。すると指輪の比重がでます。アルキメデスの原理というもので比重を算出して指輪が溶ける温度を見極め修理いたします。非常に高価な貴金属テスターやX線分析計なども販売されていますが、アナログな方法が性に合っているよう気もします。あなたのジュエリーのお悩みを解決します。比重の測り方→https://j-ihara.jp/new_site/measure_specific_gravity.html